広島だけじゃない!西日本の知られざるグルメ世界へ飛び込もう

It’s Not Just Hiroshima! Dive into the Hidden Culinary World of Western Honshu Food

日本旅行を計画しているなら、きっとすでに東京や京都のレストランは調べていますよね。でも、中国地方のグルメについてはどうでしょうか?

「中国」と聞いて、中国(チャイナ)を思い浮かべましたか?正直、私も最初はそうでした。同じ名前なのでややこしいのですが、ここでいうのは日本の「中国地方」、本州西部のエリアのことです。広島、岡山、山口、島根、鳥取の5県から成るこの地域は、いわゆる観光客であふれる「ゴールデンルート」とは少し違う、深い食の魅力にあふれています。

実を言うと、この地域の食事は、京都のように美しく洗練された料理とは少し違います。もっとガッツリしていて、地元愛にあふれ、驚くほどおいしいのです。ここからは、旅の途中で「これは絶対に食べてほしい」と感じた中国地方の料理を紹介していきます。

まずは広島のソウルフード:お好み焼き

Hiroshima Okonomiyaki Photo from Hiroshima Tourism Association
広島お好み焼き 写真提供:広島観光連盟

本州西部の食べ物を語る上で、広島は外せません。中でもやはり「お好み焼き」です。
アメリカではときどき “Japanese Pancake(日本のパンケーキ)” と紹介されますが、「パンケーキ」というとちょっと可愛らしすぎる気がします。もっと複雑で、完全に一食分の「料理」です。大阪のお好み焼きとどう違うのかと思うかもしれませんね。大阪では具材をすべて混ぜてから焼きますが、広島では具材を一層ずつ重ねて焼いていきます。
キャベツ、豚肉、そして何よりも重要なのが焼きそば麺です。

鉄板の上で職人が手際よく層を重ねていく様子を目の前で見るのは、まるで小さなショーのようです。ヘラでギュッと押さえるたびに、香ばしいソースの焼ける匂いがふわっと広がります。その瞬間、空腹は最高潮に達します。
炭水化物だらけで重すぎるんじゃないかと心配になりますか?意外にも、細切りキャベツが蒸されて甘くなっていくので、気づけばペロリと完食してしまいます。あの甘辛いソースの魔法かもしれません。

ちょっと勇気が必要?山口のフグと瓦そば

fuku/fugu

本州の西端、山口県までさらに進むと、少しスリルのある体験が待っています。それが「フグ」です。
そう、あの毒を持つ魚です。
わざわざ毒のある魚を食べに行くなんて、正気じゃないと思いますか?私も最初は怖かったです。でも心配はいりません。日本でフグをさばくには、非常に厳しい国家資格が必要です。フグ料理人は、まさにプロ中のプロ。
薄造りにされたフグ刺しは、透き通るように美しく、お皿の模様が透けて見えるほど。ひと口食べると、白身魚とは思えないほどのプリッとした弾力があり、噛めば噛むほど旨味がじんわりと広がります。冬にこのエリアを訪れるなら、ぜひ勇気を出して挑戦してみてください。一生自慢できる体験になるはずです。

kawara soba (瓦そば)

山口には、もうひとつ不思議な料理があります。それが「瓦そば」です。

文字通り、茶そばと牛肉、錦糸卵などが、熱々に熱した屋根瓦(瓦)の上に盛りつけられて出てきます。誰もが「なぜ瓦の上に?」と思うはず。昔、兵士たちが戦の合間に瓦の上で肉を焼いて食べた、という言い伝えが残っています。
瓦から伝わる熱で、底のそばがカリッと香ばしく焦げて、それがまたたまらないおいしさ。温かいつゆにレモンを浮かべ、そこにそばをくぐらせて食べます。見た目のインパクトはインスタ映え間違いなしですが、味は本格派です。

日本海の宝石:鳥取・島根の海の幸

Matsuba crab (松葉ガニ)
青々とした葉を添えた竹籠に盛り付けられた松葉ガニ。日本の海鮮の真髄を感じさせる一品。

次は北側、日本海エリア、特に鳥取県と島根県に目を向けてみましょう。東京から遠く、アメリカ人観光客にはあまり知られていない場所かもしれません。ですが、だからこそ足を運ぶ価値があります。
冬の厳しい寒さにさらされるこの地域では、脂の乗った極上の海産物が味わえます。中でも鳥取の「松葉ガニ」は別格です。

値段を見て、思わずためらってしまうかもしれません。確かに安くはありません。でも、ゆでたてのカニ脚の殻をむき、ぎっしり詰まった甘い身を口いっぱいに頬ばった瞬間、その値段のことは頭から消えてしまうでしょう。濃厚なカニ味噌は日本酒との相性が抜群で、ある意味危険なくらいです。

izumo soba
海苔とネギを添えたそばが伝統的な器に盛られた一品。日本のクラシックな味わいを伝える本格派のそばです。

島根県でぜひ味わってほしいのが「出雲そば」です。一般的な日本のそばはやや白っぽいものが多いのですが、ここでは色が濃く、香りが非常に強いのが特徴です。「割子(わりご)」と呼ばれる丸い漆器に盛られ、薬味をのせて、そばの上からつゆを直接かけて食べます。とてもシンプルですが、そば本来の力強い味わいをしっかり感じることができます。

岡山フルーツと「B級グルメ」のコントラスト

Elegant Japanese parfait with colorful layers and floral decoration.
色鮮やかな層と花のような飾りつけが美しいパフェ。西日本のスイーツ文化を象徴する一品です。

最後に、東側に位置する岡山県です。「晴れの国」として知られ、恵まれた気候から上質なフルーツが生まれます。

中でも白桃とマスカットは特に有名です。日本のフルーツは高い、と聞いたことがあるかもしれませんが、岡山の桃をひと口食べれば、その理由がわかるはず。ナイフを入れると果汁がしたたり、口に入れるととろけるような食感。まるで繊細な芸術品のようで、アメリカのピーチとはまったく別物です。

一方で、岡山には「デミカツ丼」というユニークな料理もあります。ご飯の上にキャベツとトンカツをのせ、なんとその上からデミグラスソースをたっぷりかけた丼です。「カツ丼といえば卵と醤油ベースのタレ」という日本人の常識をくつがえす一品。最初は違和感があるかもしれませんが、濃厚なソースとご飯の組み合わせは、なぜか懐かしく、やみつきになる味わいです。

中国地方グルメをめぐる旅

中国地方の食の世界を、どう感じましたか?

洗練された懐石料理も素晴らしいですが、鉄板でソースが焼ける匂いや、瓦の上でそばが焼ける音など、五感を刺激される体験こそが、旅の記憶として強く残るように思います。
言葉の壁が心配かもしれませんが、この地域の人たちは素朴で優しい人ばかり。「おいしい!」と笑顔で伝えれば、きっと最高の笑顔が返ってきます。

次に日本を訪れるときは、新幹線を途中下車して、本州西部の味を確かめに行ってみませんか?きっと、自分だけの特別な一品に出会えるはずです。

詳しくは下記をチェック
中国地方観光推進協議会

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